soanmamaのブログ

子宮全摘出までの備忘録

MRI(朝食抜き)→術前説明、処方調整、2/9THL予定

1月15日(月)件名と同じ文言の診察予定表を握り締め、朝から病院へ。

レルミナに切り替えてから、やっぱり調子が良い気がします。

他の方のブログでも拝見しましたが、子宮腺筋症の症状には良く効くようで…

(半年の服薬であることと、薬代が保険3割でも高額であることからやっぱり手術に踏み切る方が多いそうです。)

 

病院に着いて、まずMRI検査を行いました。

実は、昨年4月春休みに一時帰国した際に別の医療機関で受けたのですが、その時は(気になる影があり、癌を否定するため念のためということで)所見なしではありました。

今回は特に説明はありませんでしたが、手術の前の情報に必要という理解です。

MRIの筒の中に入っていると、前回同様「もう、十分楽しませてもらった。良い人生だったな。死んでもいいな」というような思いが浮かんでしまいます。センチメンタルジャーニーのような、あれは何だろう。笑

 

MRIが終わり、しばらく待ってから(受付から3時間近く経って)A医師の術前説明がありました。A医師は名医図鑑なるものにも載られてる名医であります。私にとって名医かどうかはまだわかりませんが、ご経験豊かであることは確か。お話しを聞いていると、こちらも「この医師にお任せしたい」という気持ちになります。

毎日ネットの情報を読みあさっている身としては、特に目新しい情報はありませんでしたが、前回も今回も先生がおっしゃった言葉で

「本来、人間の寿命は50年くらいだったんですよ。人間の臓器もそれくらいで作られているんです。だから、子宮はだいたいそれくらいで無くなってもいいんです。」

と、正確なフレーズは忘れてしまいましたが、そのようなことをおっしゃっていました。こちらを安心させるために、なのかどうかは分かりませんが、「子宮全摘出って!人間の臓器一つ取るなんて自然じゃないですよ。本来、必要ない臓器なんてないはずですよ。後々、何か弊害があるのではないか?」という、私の内なる声を、その時はかき消してくれるのです。

 

A医師に、「レルミナがすごく効いているようで、腹痛がジェノゲストを飲んでいた時よりも格段に減りました」と伝えたところ、「レルミナが効くということは、それは、本当に痛かったんですね、、、」と言われました。

前にお世話になっていたクリニックでかなり余分に処方されたジェノゲストがあるものの、手術前までレルミナを処方していただくことになりました。(こういう使われない薬って、どこかで有効活用できないものでしょうか、もったいない〜)

 

その後、看護師さんからの入院説明、事務の方からの入院説明と二部仕立てで終了です。

 

 

レルミナ服用

2024年、元旦からレルミナの服用を開始する。

ジェノゲストと比べてどうなんだろう、と事前にネットの情報を読み漁る。

知らぬが仏、のこともあるけれど、こと病気に関してはそうも言ってられない。

 

この日は石川県の能登半島地震が起き、自分の体調のことが世界の全てのようになってしまっていた昨今、防災に関して何もしていなかった身としては、改めて身の引き締まる思いです。予期せぬ時に災害が起こったら、、、私はこの体で我が子ども達を守れるのだろうか、不安でたまりません。

きっと、被災された方々の中には、私と同じような状況の方がいるはずな訳で、、、そういった方々はどうなるのだろう。薬が切れたら、大量出血したら、腹痛で動けなくなったら、、、生理用品が無かったら、、、

 

元旦から開始したレルミナ。今のところはジェノゲストを服用していた時よりも、腹痛が減った印象があり、私には合っているような気がしています。

少し頭痛がするのと、骨が痛い(気のせいかもしれません)感じはあります。あと、息が上がっているような気も。

手術までの服用(1ヶ月後)と割り切っている分、ジェノゲストの時より前向きに捉えられているのかもしれません。

 

来週は術前検査と手術の説明のようなものがある予定です。

婦人科病歴と現在

私の婦人科病歴と現在のことを書きます。

(現在進行形である為、適宜固有名詞は伏せながらとさせていただきます。)

 

婦人科病歴(ざっくりと)

2018年 人間ドック、子宮頸癌検査にてNILMHPVハイリスク陽性
     子宮頸癌検査 ASC-US子宮内膜症、子宮腺筋症

2018年より 夫の駐在に帯同で海外在住(医療ヤバめなお国)に。

このタイミングでは、子宮頸癌の方が心配で、日頃のPMSや生理の重さによる困難は「みんなこんなもんかな」と思っていました。

 

そこから、二年間ほど子宮頸癌検査のために、日本に一時帰国をしたり近隣の先進国で検査をして経過を見ていました。幸い、癌検査では陰性が続いていた為、「半年ごとのフォローアップ検査は必要はない」という医師の診断で一安心という状況にまでなりました。

ただ、子宮腺筋症や小さな筋腫、内膜症などは常に指摘されていたものの、なんとなく、癌などでなければいいや、と、適宜、鎮痛剤で対処する毎日。

医療の質があまり良くない国であったということもあり、婦人科へ行く発想はほとんどなく。「誤った処置をされるよりは現状維持がまだマシだ」と思っていました。が、あまりの貧血症状(おそらく、生理の大量出血によるもの)で毎日のQOLは著しく低下。。。

 

2023年の夏、本帰国となり、日本へ!

夫の会社の「帰国後健康診断」で、極度の貧血を指摘される。やはり、です。しかし、婦人科の検査は項目に無かったので、また放置気味に。だだ下がるQOLです。

秋に、市の宮頸癌検査を近所のクリニックで受けた際、医師の指摘により、貧血の治療をしながら、9/29よりジエノゲスト服用開始。治療が必要なのだと、その時初めて認識することになりました。

ただ、ジェノゲストの副作用からなのか、出血、腹痛による不調が続き、鎮痛剤で適宜対処。生理を止めたお陰で貧血は改善したものの、いつもお腹が痛く、調子が悪く、QOLは下がりっぱなしに。

 

そんな中、2024年中に再び海外赴任となる夫に帯同することが判明。一年経たずにまた海外です。

こんなに体調が悪い中、しばらく母子家庭を続け(夫が先に赴任先へ行くため)、数ヶ月後、子ども二人を連れて遠い遠い(今回はかなり遠い)異国の地へ行くイメージが持てず、不安から涙が出る夜もありました。

夫の前ではポジティブに振る舞うものの、全くやる気が出ず、どうしよう、と毎日憂鬱に。

そんな中、やはり持つべきものは女友達でした。

なんだかんだ、女友達に背中を押してもらって、クリニックの女性医師に「日本にいる間にできる限りのことをしたい。大きな病院で検査をしたい。紹介状を書いて欲しい」と伝え、新百合ヶ丘病院で受診することになったのです。

 

一気に書きました。乱文お許しください。

 

 

 

 

 

はじめに

2023年12月25日

近所のクリニックで紹介状を書いてもらい、新百合ヶ丘病院の婦人科へ行きました。

長年苦しめられている、子宮腺筋症(内膜症、筋腫もあるようで)の根治希望でした。

 

根治=子宮全摘出

 

ここに至るまでの道のりは、遠回りしながらだったのだと思います。

子宮全摘出がどのようなものなのか、ネットで得られる情報を片っ端から読み漁りました。不安がないわけではないけれど、一歩踏み出さなければずっと同じ、いやそれよりも状況は刻々と悪化するのだと理解し、「ふっきれた」人になることにしました。

 

この痛みや不安は、当事者にしか分からないと分かっているので、家族(特に夫)に訴えても虚しさしかのこらないという気持ちを昇華すべく、ブログとして残してみようと思います。

 

私も、子宮全摘出を選択されたたくさんの方々(ここでは親愛を持って先輩と言わせていただこう)のブログを読ませていただき、今回の決断に至りました。

もしかしたら、私の記録、雑談がどなたかお悩みの方の小さなきっかけになれば幸いです。